どうしてこうなった

迷走した企業などを紹介します。

Microsoft-EdgeHTML どうしてこうなった1

Microsoftは2019年8月20日MicrosoftEdgeをEdgeHTMLからChromiumをベースとしたブラウザーにすることを発表。

なぜ今までと同じようにEdgeHTMLを採用しなかったのか、を探っていきます。

 

 

マイクロソフトが生み出したブラウザー、Internetexplorer

このブラウザは初期のWindowsからついていたわけではありませんでした。

初期のWindowsでは有料のブラウザーネットスケープを使用していたユーザーが大半でした。

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ネットスケープのロゴ

Internetexplorer1 

そしてInternetexplorerが世に送り出されたのが1995年8月24日発売Microsoft Plus! for Windows95 である。この製品はWindows拡張機能のようなものでピンボールなどと一緒にInternetexplorerが入っていた。

これはネットスケープの後継である、mosaicのライセンスを受け、それを元に開発された。

この時のInternetexplorerは表組みなどに問題があり、ネットスケープを追いつくまではいかなかった。

Internetexplorer2

Internetexplorer2は急いで制作され、1からわずか数か月後に世に放たれた。

Internetexplorer2ではcookieやSSL2.0に対応し、様々な言語に対応した。

Internetexplorer3

Internetexplorer3はというと開発期間3か月開発者100人をつぎ込みCSS1等に対応をした。だがそれでも互換性に問題があったためネットスケープからInternetexplorerへ乗り換える人はいなかった。

Internetexplorer4

Internetexplorer4はWindows98の標準ブラウザーとしてインストールされていた。

それにより一定数のシェアを獲得、だがそれに目を付けられマイクロソフトは裁判にかけられる。

そしてこの時期よりInternetexplorer for macAppleMicrosoftとの契約により、Macの規定ブラウザーになる。ここからがInternetexplorerの黄金期である。

米司法省との裁判

MicrosoftはInternetexplorerを抱き合わせ販売したとして訴訟を起こされた。

だがMicrosoftはactivedesktopを盾に「WindowsとInternetexplorerは同一の商品だ!」とし、逃れられた。

Internet Explorer 5

 

Internet Explorer 5はルビ、MHTMLなどに対応した。同年に公開された IE5.01はバグの修正、暗号の強化、ウィンドウ再利用などの機能を備えたマイナー アップデートが行われた。また、CSS2やDOM Level1 XMLに部分対応した。

IE5.xは Mac OSUNIX用の最後の提供となった。

Internetexplorer5は他にも様々なアップデートを重ね、セキュリティー面を強くしていった。

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Internetexplorerのロゴ

だが、この時AppleMicrosoftとの5年契約を更新せず、Internetexplorer for mac を提供終了しAppleは自社製のブラウザーを作っていた。それが現在のsafariだ。safariWebKitを元に制作され、Macの既定のブラウザーはInternetexplorerからsafariへと変わった。この時、デフォルトブラウザーとしてInternetexplorerを使っていた人はfirefoxなどの他社製のブラウザーの使用を余儀なくされた。

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これがWebKitを使用したsafari

こうしてInternetexplorerの黄金期が終わったといえる。

 

 

Microsoft-EdgeHTML どうしてこうなった2は下のリンクから↓

 

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